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ドイツへの旅 1日目  フランクフルト

  • 執筆者の写真: tripampersand
    tripampersand
  • 2016年5月9日
  • 読了時間: 2分

 関空からの適当なフライトがなかったので、名古屋からフィンエアーに乗り込み、ヘルシンキで乗り継いでフランクフルトへ。途中ほとんどシートベルト着用サインが点きっぱなしでトイレへ行くタイミングに苦労したことを除けば、機内食もまずまずで、機内設備も文句なしの旅路。機長は女性だった。さすがフィンランド。

 それにしても、よほど天候でも悪かったのだろうか。シートベルトサイン点灯中に立ち上がって荷物を取り出していた乗客が、後ろに控えた乗務員から注意、というより席を立つなと怒鳴られていた。「お客様」へ怒鳴るほどだから……。無事に着いて良かった。

 ヘルシンキでパスポートチェックをされたから、同じEU圏のフランクフルトでは拍子抜けするほどあっさりと外へ出ることができた。空気はひんやりとしているものの、思ったほど寒くはない。フランクフルト空港は街の中心部から近く、電車で15分ほど。

 もちろん、私たちはリムジンやタクシーなど見向きもせずに駅へと向かう。自動券売機の使い方がわからずおろおろしていると、親切なカップルが声を掛けてくれた。振り返ると、手間取る私たちの後ろには長い列。みなさん鷹揚に待って下さり、有難い。他の人の迷惑になるから、てきぱきしなくちゃ、というのはとっても日本的発想なんだな、と海外を旅していると思う。

オレンジなホテル

 フランクフルトへ着くと、馴染みのある都会の匂いがした。中央駅からはトラムで今晩の宿へ向かう。既に日は落ちて薄暗い。幸い宿はトラムの駅の目の前で、迷わずに到着。水を買うため数ブロック先まで行ってみた。店員の兄ちゃんは携帯をいじっていて、全く商売に関心がない様子。この辺りはイスラム系の人が多い地区のよう。まだこの街の治安がわからないので足早にホテルに戻る。そのホテル。廊下の壁は全面、圧倒的なオレンジだった。気持ちが華やか、になる人がいるのかもしれない。たぶん、日本人以外なら。

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