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相国寺

  • 執筆者の写真: tripampersand
    tripampersand
  • 2016年5月12日
  • 読了時間: 2分

 金閣寺(鹿苑寺)は良く知られているところですが、その大本山にあたるのが相国寺です。今でも金閣寺の他に銀閣寺を含む90を越える末寺を擁するということですが、創立当時(1392年)は144万坪の寺域があったということですから(1万坪で凡そサッカーコート4つ分!)いかに権勢を誇ったかが偲ばれます。現在も、相国寺の僧侶が金閣寺と銀閣寺の運営にあたっているそうです。

相国寺

京都御所の北側、同志社大学に隣接する広々とした境内を進むと、その中心に、ずっしりと構えた法堂が見えてきます。現存する日本最古の法堂ということですが、それを聞いて納得の風格を感じました。参拝客もちらほらと言う感じで、厳かな雰囲気が保たれています。

 そんな境内をのんびり散歩するだけでも気持ちが良いですが、やはり法堂内部は一見の価値があり、足を踏み入れると思わず感嘆のため息が零れました。歴史的重みだけではなく、高い天井とそこに描かれている蟠龍図が圧倒的なスケールで迫ってきます。この龍は睨み龍(360度どこから見ても龍と目が合います)です。また鳴き龍(龍の真下で手を叩くとその反響音が龍の鳴き声のように聞こえます)としても有名ということで、私も挑戦してみたのですが、控え目に叩きすぎたのか、きれいに反響せず、龍の鳴き声を聞くことはできませんでした。内部が広いので思い切って音を響かす必要がありそうです。

 この法堂内部や方丈の拝観ができる期間は限られています。私は調べずに行ったものの偶然公開されていて幸運でした。法堂をぜひ見たい、と言う方はその期間を確認してみてください。

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