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京都のお寺 他にはない味わいの光悦寺

  • 執筆者の写真: tripampersand
    tripampersand
  • 2016年5月23日
  • 読了時間: 2分

光悦寺参道

光悦寺はその名の通り、本阿弥光悦にゆかりのあるお寺です。

と言っても、私はこの本阿弥光悦のこと、最近まで知りませんでした。ほんあみこうえつと読みます。

俵屋宗達、尾形光琳とともに、琳派の創始者として、日本文化に大きな影響を与えた人物ということで、調べてみると、工芸、書、画、作庭等の分野でマルチに活躍し、更にはディレクター業もやっちゃって、このお寺がある場所に芸術家が集う村を作ってしまったということです。「日本のダヴィンチ」と言われているのも納得です。

このお寺、お寺と言うより「庭園」です。それも枯山水といった雅な趣を想像してはいけません。私が訪れたのがちょうど青葉が茂る頃だった、というのを抜きにしても、鬱蒼と表現したくなるほど、生い茂る木々。

脇からひょっこり現れた(なかなかイケメンな)庭師さんと思わず正面衝突しそうになるくらいです。

庭の端まで来ると、急に視界が開けて、どーんと山が迫ってきます。すごい迫力。ただ残念なのは、私の身長が些か足りないばっかりに、遠くの山々を楽しむには若干の背伸びが必要でした。

その山々と向き合えるよう、東屋が建てられているので、ゆっくり座って景色を楽しむこともできます。光悦もそうして山々を眺めながら、創作意欲を高めていたのかもしれません。私の芸術的才能も刺激されるかも…と思ったのも束の間、私とほぼ同じタイミングで寺を訪れていた3組の熟年カップル(だと思われます)の会話が面白くて(お寺とは関係のない話です)、思わず聞き耳を立ててしまいました。

どうも世俗を離れて文化人になりきることはできなさそうですが、取り敢えず、庭園内にある光悦のお墓に手を合わせて、その場を後にしました。

門をくぐって庭園までの続く青もみじの参道は美しく、また秋も格別だろうと思いますが、何より存在感のある庭とそこからの迫力ある鷹峰三山の景色(とおば様おじ様方の話)が、忘れられない記憶として、留まる事になりそうです。拝観料は300円でした。

※なんだかダラダラ読みにくい(訳:読む気がしない)というアドバイス(苦情)を受けたので、ライトにやっていこうと思います。これからも、ご意見、ご指摘などいただければ幸いです。

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