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オーストリア・スロヴァキア・ハンガリーへの旅 1日目 成田→ヘルシンキ→ウィーン

  • 執筆者の写真: tripampersand
    tripampersand
  • 2016年6月2日
  • 読了時間: 3分

出だしから躓くところだった。

余裕をもって家を出たはずが、空港行きのバスに乗ったのは、発車一分前。

冷や汗かきながら成田空港に到着すると、タレントの出川哲郎が普通に、いや普通以上に寛ぎながらロビーに座っていた。

やはりお笑い芸人続けるにはあれくらい周囲を気にしない大胆さが必要なのか、続けるうちに養われたのか、何れにしろ、ちょっと彼を見直してしまった。

計らずも家族旅行となった今回の旅がどうなるのか、ワクワクしながらゲートへ向かう。

家族旅行といっても、経由地のフィンランドまでは1人。母と妹とは乗り継ぎ便で合流予定、もう一人の妹は現地に前乗りすることになっている。

旅への期待に胸を膨らませているのはみんな同じ。搭乗すると、早速窓から写真を撮っている人がいた。そこではっと気がつく。

カメラを持ってきていない!

忘れたのがパスポートじゃなくてよかったと、自分に言い聞かせる。

ヘルシンキでは乗り換えながら、EU圏に入るということで、入国手続きが必要だった。

列に並んでいると、偶然、その前方に母と妹の姿を発見。

無事に合流してやれやれ一息、と思った矢先、母が慌て出した。機内に図書館で借りた本を忘れたという。

入国手続き後、空港内のほぼ反対側に来ていた私たち。荷物を引っ掻き回し、憔悴した母を残し、利用したフィンエアーのカウンターを探し回る。

やっと見つけたカウンターには長い列。順番を待ち、どうにかカウンターのおばさん、元いお姉さんに訴えると、日本人スタッフと連絡を取って、忘れ物の中から見つけ出してくれた。

反対側のターミナルから遥々持って来てくれたのは、爽やかなイケメンのお兄さん。

ありがとうございますっ!

いや、あの、でも忘れたのは私じゃないんです・・・・・・。

フィンエアー

その後、フライトは至って順調で、予定時刻通りウィーンへ到着。

空港からはSバーンと地下鉄を使って本日の宿へ向かう。地下鉄の乗り換えで迷ったものの、前乗りしていた妹が駅まで来てくれたので、宿まではスムーズにたどり着いた。

その宿はとても古そうなアパートの一室だった。やはり古いせいかドアの鍵を開けるのに手こずる。今日のミッションでもっとも難易度が高く、もう開かないんじゃないかと思い始めた頃にようやく開いた。(その後も鍵の開け閉めは一苦労だった。)

室内は綺麗にリノベーションされていて、明るく清潔。駅から近いけれど、街の中心部からは離れているので、外も静か。キッチンのカウンターや備え付けの棚の位置が高すぎる(棚の上の段には手が届かない。カウンターによじ登ろうとするも、簡単には登れない高さだった。)、という問題はあったけれど、日本人仕様ではないので仕方ないか。

こうして異国の地で家族が揃うというのは不思議な気分。

賑やかな旅になりそうな予感がした。

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