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オーストリア・スロヴァキア・ハンガリーへの旅6日目③ ブダペスト

  • 執筆者の写真: tripampersand
    tripampersand
  • 2016年7月11日
  • 読了時間: 3分

降り立ったのは西駅。終点なので、どっと人々が吐き出される。ドーム型の屋根で学校の体育館のよう。とても大きいけれど。

まずやるべきなのは、これから利用することになる地下鉄のチケット購入。1日券や3日券があると調べていたので、それを入手したい。

構内にあったインフォメーションセンターで聞くと、今日の分は売り切れたという。

駅のチケットオフィスに聞くと、ここじゃ売っていないけど、キオスクにあると言われたので、行ってみたものの、デイパスは売っていないと断られる。

地下鉄の売り場へ行ってみると長蛇の列。地下へ下りるエスカレーターの前に設けられたカウンターでお兄さんが1枚1枚手渡しで販売している。

「あの、3日券を3枚ください!」

4人なのに3枚、というのも、先ほど、アジア人の青年に「まだ、2日分残っているんだけど、スロヴァキアに行くことにしたから、もういらなくなって。良かったら、使って」ともらったから。

自国(韓国?)の人に渡そうとしたけれど見つからず、ルーツの近そうな私たちにくれたようだった。

「あ、ごめん。1枚しかないや。あとは、この下、エスカレーター降りたとこで売ってるから」

ようやく順番が来たと思ったら笑顔でそう告げられて、やれやれとエスカレーターを下っていくと、そこには誰も並んでいない正式な切符売り場があった。

おばさんがプラスチック板の向こうで応対してくれる。

どうしてこっちが空いているなら、もっと早く案内してくれないだ、と大阪人としては憤るところだけれど、ハンガリー人は気にしないんだろうな。

やけに疲労を感じながら、再びみんなと合流し、地下鉄へ。

ウィーンで乗りなれたはずなのに、また、ゼロからのスタート。どっち方面に乗ればよいのかさっぱり分からない。更にやってきた列車にまた驚かされる。適当に塗り直された塗装が良い味出しているといえば、聞こえはいいが・・・・・・。

レトロ感たっぷり。こんなの走らせて大丈夫なんだろうかと心配になりながらも乗り込む。いつものことながら、とっくにお昼を過ぎているので、宿へ向かう前に腹ごしらえ。ハンガリーもカフェ文化が発達しているとチェックしていた妹が、行ってみたいカフェがあるという。

どこまでも続くブダペストの地下鉄エスカレーター

目的の駅について電車を降りる。列車は東京の地下鉄も顔負けの地下深くを走っている。ホームと地上をつなぐのは一本のエスカレーター。下から見上げると出口は見えない。後ろを振り返ると思ったより傾斜が急で、転がり落ちそうな気分になる。階段の需要はさすがにないのか、エスカレーターしか設置されていない。同じ方向に2本走っているのだが、なぜか左右でスピードが違う。隣の列の人に抜かされるとなんか悔しい。

そうして上りきった先は地下1階。地上への階段が四方八方に伸びていた。一体、どこを上れば良いのだろう・・・・・・。

後々分かったのは、そういった地下鉄の上は幹線道路になっていて、上の道路には横断歩道がない場合が多いので、誤った出口から出るとまた引き返して、違う階段を上らなくちゃならない。もちろんエスカレーターやエレベーターは見当たらない。というわけで、スーツケースを持っている場合は要注意。

ブダペストの街並とドナウ川の流れ

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