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オーストリア・スロヴァキア・ハンガリーへの旅 7日目② ブダペスト

  • 執筆者の写真: tripampersand
    tripampersand
  • 2016年8月1日
  • 読了時間: 3分

ブダペストのトラム

私たちが目指したのはバーツィ通り。それは朝に散々うろうろした中央市場の目の前から始まっていた。振り出しに戻る・・・。

ブダペストの中央市場

立ち並ぶ建物がずっしりと歴史の重みを伝えて来るその通りは、雑貨屋や土産物屋が続いていてウィンドーショッピングに最適、天気さえ良ければ。それでも足を踏み入れた店でセンスの良い小物を見つけたりすると、一瞬、雨に濡れて重くなった心も体も軽くなる。スロヴァキアでは行きそびれた本屋にも立ち寄った。日本文化を紹介する絵本に目が留まる。日本人の作品だから私たち(日本人)のカワイイセンサーが働いても不思議じゃないか。

ブダペストの街 お洒落な建物

そろそろ夕食、と思ってレストランを探し始めるものの、探すと意外と見つからない。迷ったら初心に帰れ。で、宿に戻ることにする。

受付のお兄さんにオススメの店を聞いてみる。タクシーで5分ほどの住宅街にあるハンガリーレストランを紹介された。行きのタクシー代は店が持ってくれるということで、タクシーで乗り付けると、英語はやや怪しい店員が、お待ちしてました!と笑顔で迎えてくれた。観光スポットからは離れているし、雨は降っているし・・・・・・。というわけで店は貸切。

そりゃ待ち構えてるよな。

どうせ食べ切れないと開き直り、4人でスープ2種類、メイン料理2種類を頼む。もちろん、ワインも。赤と白をテイスティングさせてもらう。気前よく注がれて、ティスティングだけで酔っ払ってしまいそう。結局、両方を1グラスずつもらうことにした。これがこの旅で飲んだワインの中で(数えるほどだけれど)ピカイチだった。

ハンガリー料理は普段馴染みがないため注文に悩み、説明を求めたけれど店員さんが英語にギブアップ。ハンガリー語ならわかるんですが・・・・・・。そりゃそうだよとお互いに苦笑。結局スープは鯉と鯰、水牛のスジが入っていると思われるものを注文。

鯉と鯰は泥臭い味がする穴子のような感じで、しっかりした味のパプリカスープによく合っていた。牛すじもよく出汁が出ていてスープ自体は美味しいしけれど、中の野菜に塩が効き過ぎてたくさんは食べられない。それからメイン料理。チキンのパプリカ&チーズソースのチキンはとても柔らかく、食べやすい味付けだった。続いて海老のパスタ。こちらはややスパイシーなパプリカソース。濃厚なのにしつこくなくて、食が進む。そしてサラダの欄に載っていたのは、市場でも散々見たピクルス。せっかくなのでミックスを頼んでみる。とてもまろやかで、お酢特有のつんとくる刺激は全くない。

最後はガトーショコラをみんなで分け合い、カフェラテでいただく。途中、知り合いらしい女性がふらりとやってきたが、ほぼ貸切のままの穏やかな夕食となった。

店員さんは英語に苦労しながらも(そうとわかっていながら、思わず色々聞いてしまった)、必死で私たちの要望に応えてくれて、彼の人柄が店の雰囲気にも滲み出ているようで、とても寛げる店だった。終日天気が悪く、気温も低くて、旅の疲労もピークだったけれど、終わり良ければ全て良し!(Ezust Fenyo Etteremというお店だったが、改めて調べてみると、今はオーナーが変わってしまったようだ。)

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