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オランダへの旅。アムステルダムの街を歩く。2日目②

  • 執筆者の写真: tripampersand
    tripampersand
  • 2016年8月28日
  • 読了時間: 5分

オランダの軽食、パンケーキを食し、運河沿いを街歩き

オランダのパンケーキ

昼食と呼ぶには遅すぎる時間に向かったのはパンケーキ屋さん。オランダの軽食として親しまれていて、あちこちにお店がある。その中で、シンゲルチャという一軒に入った。

中途半端な時間のせいか空いている。薄暗い店内に、一瞬入るのを躊躇う。けれど、入ってしまえば、気取らない内装や、使い込まれたテーブルや椅子が案外居心地良かった。

パンケーキはチョコレートやバナナ、リンゴ、アイスといったスイーツだけでなく、ハムやチーズ、ベーコンにラム、といった食事になりそうなものもある。私たちは無難にプレーンとチーズを注文。

運ばれてきたのはパンケーキというより厚めのクレープといった感じ。

もちっとした生地にほんのりとした甘み。しっかりつけられた焦げ目が香ばしいシンプルな味。チーズともよく合う。私たちにはちょうど良いボリューム。

隣の席の女性はアイスや生クリームが豪快に盛られた一皿を食べていた。また機会があればチャレンジしよう。

ストラーチェスで街歩きがてら買い物を楽しむ

お腹が満足した後は、そこから近いという理由だけで、ストラーチェスという小さいお店が軒を連ねるショッピングエリアに向かうことにした。アムステルダムについては美術館のことくらいしか調べていなかったので、本当に行き当たりばったり。

狭い通りを挟んで並ぶカフェや洋服屋。雑貨を売る店もあって、ぶらぶら歩くにはぴったり。その地域を通る四本の運河を時折、ボートが下っていく。気の合う友人と運河の上でピクニック。そんな感じの人々の姿を羨ましく見送る。視線を上げれば、運河越しにレンガ造りの家々が隙間なく並んでいる。同じ建物は二つとない。オランダにいるんだ、とこんなところで実感。(写真の撮り方のせいではなく、建物が微妙に傾いている。もっと傾きがひどいものもたくさんあった。中の住人の平衡感覚はどうなっているんだろう。)

運河沿いに建つ建物

立ち寄ったお店はどこも奥に長い。入り口から見える三倍くらいあったりする。その中でもフローズンマウンテンというインテリア用品のお店はびっくりする広さだった。オーダーメイドのソファーやライトから絨毯、壁紙、雑貨まで売っている。日本にこのお店あったらな(それからオーダーするのに十分な資金)と、自分の家に揃えたい家具を空想して、相当長居してしまった。

肌寒かった朝からは一転、汗ばむ気温で喉も乾く。お茶をしに入ったカフェ。その店内で販売されている食器に囲まれて丸まっていたのは一匹の猫。見事に真っ白な毛並み。

あー、触りたいー。

でもシャッターを切ったらすごい目で睨んできた。ここで猫が暴れたら大惨事。大人しく見るだけにしておく。

睨みつける猫

注文したアイスティーはフレッシュミントやライムが入って、さっぱりすっきりとってもおいしい。疲れた体に染み渡る。

アムステルダム中央駅に立ち寄って1日を終える

宿に帰る前に中央駅まで歩いてみることにした。トラムのチケットをそこで買えると言われたからだ。駅に近づくに連れて人が増える。小さな商店はすでに店閉まいしていたが、さすが駅周辺の飲食店や土産物屋は開いている。渋谷や原宿を思わせる賑やかさ。ただ、建物はこちらの方がよほど古い。

アムステルダム中央駅

中央駅は見落としようがない存在感で、中も見た目通り広い。そんな駅舎内に唐突にピアノが置いてあって、自由に弾けるようになっている。

ちょうどパラパラと音を奏でている人がいた。なかなか上手い。ここで弾いていれば度胸がつきそうだ。興味深そうに視線を送られるなら良いけれど、それなりに弾いているつもりで、だれにも見向きもされない、となったら相当へこみそう。それくらい目立つ場所に置いてある。

無駄に広い(と心から思う)構内を歩いて、目的のインフォメーションセンターに向かう。トラムのチケット購入のついでに、明日の移動について調べておく。乗り換え検索の端末が設置されていて、結果をプリントアウトもできるのでとっても便利。

やるべきことは終えた今、もうこれ以上歩き回る元気はない。早く宿に帰って休もうということで、その向かいにあったスーパーで夕食を買って帰ることにする。

水も買おうと思って手にしたものの、逡巡する。500mm1.5ユーロ。買い求めたローストビーフは1パック1.67ユーロ。これが需要と供給なのか。

街中のスーパーなら水1リットル0.5ユーロで売られていたりもするけれど、今から買いに行ける気がしない。仕方がないとレジに通す。(レストランなら300mmの水に3ユーロとか平気で払うのに、トータル5ユーロ程度の買い物だからか、1.5ユーロを出し惜しんでしまう不思議。)

帰って食事をしながら、向かいのアパートを何の気なしに眺めていると、ある部屋の住人が活発に動き出した。(カーテンを閉めずに明かりをつけているので、中が丸見え。)

どうやらキッチンの壁を塗りなおしている様子。

梯子に上ってせっせと動く旦那さん(推定65歳)。その下であれこれ指示を出している(と思われる)奥さん。

しばらくして旦那さんが出て行った。奥さんはその仕上がりに満足できなかったのか、今度は自ら梯子に上って塗り始める。

たぶん、いやどう見ても下半身は下着姿。すいません!覗き見る気はなかったんです・・・。

その後、壁塗りは私たちが寝るまで終わることはなかった。

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