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京都の街中に佇むお寺、佛光寺で楽しむ閑静なひととき。

  • 執筆者の写真: tripampersand
    tripampersand
  • 2016年11月10日
  • 読了時間: 2分

佛光寺

佛光寺は四条烏丸から徒歩5分ほどのところにあるお寺です。

京都の繁華街すぐそばにあるのが信じられないくらい、寺の周囲は荘厳な雰囲気が漂っています。門をくぐると、正面にそびえているのが本堂です。見る者を圧倒するスケールで、思わず感嘆のため息がこぼれました。ちょうど夕暮れ時だったので、殊更、静謐な気に満たされていると感じられたのかもしれません。

訪れたのは週末でしたが、参拝客はまばら。敷かれた砂利の上を歩く自分の足音が気になるほどでした。これだけのお寺を、京都の中心部でほぼ独り占めしてしまいました。

佛光寺を門からのぞく

ほぼ独り占め、と言ったのは、実は境内にカフェとショップがあるからです。カフェには何組かお客さんがいました。そのカフェとショップを運営しているのはD&DEPARTMENTと京都造形芸術大学です。

D&DEPARTMENTは「ロングライフデザイン」について考え、発信を行っている活動体です。たまたま、そこが発行している京都の本を読んだことがあって、その活動内容に関心があったのですが、こんなところで出会うとは。

生活(で使うモノ)を通して社会とつながるというだけでなく、お寺という場で展開されることで、「生きる」という哲学とも結びついた感じです。

お寺にモダンなショップやカフェがあるのも新鮮ですし、お寺がそういう場として開放されているのは興味深く、俄然、親しみやすさが沸いてきました。

佛光寺のお堂

お寺の話に戻りますが、山科に創建された寺院を起源としていて、その後、東山に移され、更に豊臣秀吉の命により、現在の地に移転しました。(新たにお寺(現在の方広寺)を建てるため、退かせたようです・・・。)

今日、京都で浄土真宗のお寺と言えば、西本願寺、東本願寺が真っ先に思い浮かびますが、応仁の乱以前は、佛光寺が広く人々の信仰を集めていたそうです。(この当時は東本願寺と西本願寺に分かれておらず、一つのお寺でした。)

お堂の前には枝垂れ桜の木が三本植えられていました。どんな花を咲かせるんでしょう。また春を楽しみに待ちたいと思います。

境内の参拝は自由ですので、人込みに疲れたらぜひ、ひと時の静寂を味わいに立ち寄ってみて下さい。

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